工業会の安全確保に関する自主基準(S-JEF認証制度)
日本電気床暖房工業会(JEF)では、製品の安全性の確保を第一の目的として従来から自主基準を制定しておりましたが、平成17年(2005年)12月よりS-JEF認証制度をスタートさせ、一部重要項目につき、一般財団法人電気安全環境研究所(JET)に試験を依頼して実施しております。
S-JET認証取得に更に自主基準であるS-JEF認証を加えることで、電気床暖房の安全性をより一層確保することを目的としたものです。
S-JEF認証はS-JET認証に合格した製品であることを前提としており、電気製品としての法遵守による安全性に加え、電気床暖房システムとしての実用上の安全性や耐久性も評価しています。
●S-JETマーク(S-JET認証マーク)
(一財)電気安全環境研究所(JET)では中立的な第三者の立場で電気製品の安全確認及び製造工場の品質管理体制の確認を行い、安全な製品であることを認証する『S-JET』認証制度を実施しています。
JET(一般財団法人 電気安全環境研究所)とは?
1963年設立され、現在、電気用品安全法に基づく登録検査機関として、また国際的に信頼される第三者認証機関として電気製品の試験・検査・認証業務を行っています。
●S-JEFマーク(S-JEF認証マーク)
日本電気床暖房工業会では『電気床暖房自主基準』を制定しています。
S-JET等の認証を取得した製品は、さらにこの自主基準に基づいた四十数項目にのぼる試験を(一財)電気安全環境研究所と社内試験で実施した後、工業会が設置した外部委員を含む認証表示評価委員会で安全について審査を受け、合格した製品には『S-JEF』認証書を発行し、『S-JEF』認証マークを表示しています。
S-JEF認証の具体的内容
日本電気床暖房工業会加盟メーカー各社は、法遵守の安心できる製品製造とともに、施工者と開発・製造者が情報交換を密にして、より良い製品・施工方法を作り上げていくことが重要だと認識しています。
電気床暖房の普及拡大の一方で安全性の確保と品質に対する社会的要望も高まっています。
我々、日本電気床暖房工業会では、『電気床暖房自主基準』を策定し、電気床暖房の安全性確保と品質および 性能の向上を目指しております。
また電気床暖房の利用者皆様に安全性や耐久性優れた製品の選択を容易にして頂くために、この自主基準を満たした製品に対し、合格表示を行っています。
具体的には電気製品の第三者評価機関である(一財)電気安全環境研究所(JET)の試験協力を得て、工業会が設置した外部委員による『JEF認証表示評価委員会』で安全性の審査を受け、そこで合格判定が出された製品には『S-JEF認証マーク』を表示する制度を確立し、運営を開始しております。
なお『S-JEF認証』は、電気用品安全法の技術基準適用及び第三者認証制度による技術基準(S-JET認証)取得を前提としています。電気製品としての法遵守による安全性に加え、電気床暖房システムとしての実用上の安全性や耐久性も評価しています。従って大変厳しい評価基準制度となっております。
●5冊の自主基準書のご案内
『電気床暖房自主基準』とは、電気用品安全法に加えて電気設備基準など、いくつかの製品基準や安全性の全てに目を通し制定、発行したものです。
第一編 施設型電気床暖房発熱体基準
- 施設型電熱ボード
- 施設型電熱シート(面状発熱素子)
- 施設型電熱シート(面状発熱素子以外・他)
- 施設型電熱マット
- 施設型発熱線ユニット (ダウンロード可能)
第二編 施設型電気床暖房設計・施工基準
- 床暖房の設計
- システム構成及び温度制御装置
- 施設型電熱ボード
- 施設型電熱シート
- 施設型電熱マット
- 施設型電熱畳
- 施設型発熱線ユニット (ダウンロード可能)
第三編 施設型蓄熱式電気床暖房設計・施工基準
- 製品基準
- 設計・施工基準 (ダウンロード可能)
第四編 施設型電気床暖房熱的安全基準
- 試験体及び試験室
- 火災予防を目的とした試験
- 低温やけどの防止を目的とした試験(EFCT試験) (ダウンロード可能)
第五編 自己加熱抑制PTC発熱素子利用施設型 電気床暖房基準
- 自己加熱抑制PTC発熱素子基準
- 自己加熱抑制PTC発熱素子利用施設型電気床暖房製品基準
- 自己加熱抑制PTC発熱素子利用施設型電気床暖房設計・施工基準 (ダウンロード可能)